軽量化目的で、外板パネルにプラスチックを使用した車種が増えています。プラスチックといっても、バンパーと同じPB素材が主流です。大半はバンパー修理と同じ工程で、修復可能です。
上の画像は、よlくあるパターンの損傷です。写真右端部に注目です。フロントバンパー取付部がもげています。ここが残っていれば、フロンバンパー端部をスライドして取り付けることが可能です。これだけで新品フェンダーと交換するのは、さすがにもったない。修理することにしました。
廃物置き場に捨ててあったPB素材の一部を切り取って、欠損部に溶着します。使用するのは30年以上前に購入したプラスチック修理用のコテです。2本セット数千円で購入した安物ですが、何十年も使っています。未だに壊れません。
もう少し形を整えたかったのですが、手間が掛かりそうなので止めました。代わりに凹部に構造用接着剤を充填して整形しました。試しに補修部を指で摘まんで、フェンダーを振り回してみました。補修部はびくともしません。十分な強度が出ています。後は塗装して組み付けるだけです。