あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 昨年は車体整備業界にとっての転換期でした。業界の闇が表面化する中で、国交省から「車体整備の消費者に対する透明性確保に向けたガイドライン」が出ました。その影響は絶大で、損保と修理工場の関係性に、顕著な変化が起こりました。以前なら自社レートの採用は、損保との軋轢を受け入れる覚悟が必要でした。自社の考えだけで、売値を決められないのが実状でした。それが今回のガイドラインで払拭されました。料金問題の根源が霧散したことで、自分としては、一つの区切りがつきました。

 20代半ばで静岡の車体組合に入り、解散する60代初めまで組合活動に真摯に取り組んだのは、車体整備業が不当に扱われているという想いがあったからです。車体への投資を止めて、車検整備や車販といった直需志向に路線転換したのも、このままでは経営が成り立たないと判断したからです。技術レベルを上げて生産性アップすればという考え方もありましたが、自分には馬鹿げているとしか思えませんでした。普通に働いて普通に稼ぐのは当然です。普通の倍の能力、生産性があるなら、倍の売り上げが必然です。

 これで他業種と同様に、実際の経費を請求できるようになりました。法令順守に人材確保、さらに技術革新等の業界課題はあります。でも良い時代に入ったと思います。あと20年若かったら、もう一度チャレンジしても面白いだろうなと考える今日この頃です。