車のキズ

「キズやへこみの修理」と一言で言っても、その方法は一通りではありません。
車のキズやへこみの具合は1台1台異なります。また、同じキズの修理といっても、修理方法は何種類もあります。
へこんだパネルも修復する方が良い場合もあれば、取替る方が良い場合もあります。
修理方法によってメリット・デメリットがあり、修理が可能な場合・不可能な場合もあります。

ボディーワークス・アルファでは、お客様と一緒に損傷部の確認をしながら、メリットやデメリット等をご説明させていただいた上で幾つかの修理方法をご提案させていただきます。
そしてそのご提案の中からお客様にはご自分の用途等に合わせてご選択いただけます。

損傷確認はプロとしての豊富な経験を元に、実際に車を見ながら判断をさせていただくのがベストだと考えてはおりますが、もし難しい場合には、ケータイ等で写真を数枚送っていただき、それを元に判断することも可能です。

へこみ修理作業工程

~標準的な流れとなります~

車の損傷

損傷部確認

損傷した部分を中心にパネル全体を確認します。
見かけが酷くても軽傷の場合もあれば、見かけが軽いのに重傷の場合もあります。
損傷度合いによって作業範囲を定めます。


作業範囲の部品取り外し

作業を行うにあたって妨げとなる部品は事前に取り外します。


車の形状復元作業

租だし板金

パネル全体の大まかな形状復元作業を行います。
パネルにプレスラインがある場合は、ラインの位置を先ず決定してから作業に移ります。



塗膜の剥離作業

塗膜剥離

損傷部位の塗膜を剥離していきます。
塗膜剥離には損傷部の塗膜全体を剥離する場合と、部分的に剥離する場合とがあり、これは損傷部位の状態などを見ながらその方法は判断します。


仕上げ板金

パネル表面の細かい凹凸を修整していきます。
この部分に時間をかければパテを使用しない板金作業も可能となりますが、時間がかかる分価格も高くなります。そのため、お客様のご要望に合わせてバランスを見て作業判断を行います。


研磨作業

フェザーエッジ処理

塗膜剥離した部分と周辺部の段差が滑らかになるように研磨します。
塗膜の厚みは車種や塗装の種別により異なりますが、60μから100μ程度あります。


清掃脱脂

塗膜剥離した部分を中心に損傷部全体を脱脂剤を使用し清掃していきます。この作業は油分等が残っていると、後日トラブルが発生する原因となる恐れがあります。


パテ付け作業

パテ付け

仕上げ板金で修整しきれていない、細かい凹凸部分全体を覆うようにパテ(充填材)を付けます。
※当社はRMストップマルチを使用しています。抜群の密着性と防錆能力を持ったパテです。



乾燥作業

乾燥作業

パテから上塗り塗料まで、すべて熱硬化型の材料を使用しています。
そのため、工程ごとに作業工程マニュアルの規定時間以上の熱をかけてしっかりと乾燥させます。



研磨作業

パテ、サンディング

塗布したパテを乾燥後、研磨してパネル平面を成型していきます。
サンドペーパーの目を荒い物から細かい物へと徐々に変えていき、研磨傷を細かくしていきます。


清掃脱脂

サフェーサー塗装

サンディングした部分を中心に脱脂清掃した後、サフェーサー(下塗り塗料)を工程マニュアルの規定膜圧まで塗装します。
鋼板面が露出している部分は、より長く塗膜状態を維持するために防錆用プライマーを先に塗装します。

乾燥作業


塗装面全体の足付け作業

サフェーサー、サンディング

塗装したサフェーサーを乾燥後、研磨してパネル平面の精度を高めます。
サンドペーパーの目を一度目のサンディング時よりもさらに細かい物から始めて使用し、塗装面全体の足付け作業をしながら、研磨傷をより目立たない状態にします。


清掃脱脂

上塗り塗装

塗装面全体を脱脂清掃し、周辺部に塗料が飛ばないようマスキングした上で、調色済みの塗料で上塗りしていきます。

乾燥作業

磨き作業

塗膜が乾燥後、塗膜表面に細かいブツ等が付着している部分や肌荒れしている部分があればコンパウンドと呼ばれる磨き剤等を使用し研磨していきます。


修理完了

完了

外した部品を取り付け、修理完了となります。



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